最近のニッカの限定シングルモルトといえば、2015年9月1日(火)に各3,000本限定発売された『シングルモルト余市 ヘビリーピーテッド』『シングルモルト宮城峡 シェリーカスク』。
2015年はマッサンなどの影響により原酒不足で余市終売で竹鶴に一本化などなどウイスキー人気に拍車がかかった年でこんな感じでニュースになるほどでした。

それから2年の沈黙を破り、今回NAではありますが特徴的で面白そうななシングルモルトが発表されました。
■2年の沈黙を破り発表されたのは『モスカテルウッドフィニッシュ余市・宮城峡』価格は15000円(税別)限定3500本!
先日発表された『山崎ミズナラ2017』が108,000円と驚く価格を見ているためか、無難な価格設定と感じます。

『山崎ミズナラ2017』は18年原酒と50年以上の原酒を香りづけに使っているため、『モスカテルウッドフィニッシュ余市・宮城峡』と比較する方が間違っていると思いますが、いずれにしろ国内発売が3500本と毎度のことながら入手は困難を極めそうです。
商品概要他はニッカウヰスキーサイトより。
Tasting Notes
シングルモルト余市モスカテルウッドフィニッシュ
香り:レーズンのような甘さとモルトの甘い香ばしさ。ピートの煙とウッディな香り。
味わい:蜂蜜を思わせる甘いコク。トロピカルフルーツのような穏やかな果実の味わい。
余韻:樽のビターな味わいとピートの長い余韻
シングルモルト宮城峡モスカテルウッドフィニッシュ
香り:マスカットを思わせるフレッシュな香りとモルトの甘い香ばしさ。樽のウッディさ。
味わい:樽の香りと調和したフルーティな味わい。レーズンのようなコクのある甘さ。
余韻:樽のビターな味わいとドライフルーツのような甘い余韻。長く続くコクのあるボディ感。
商品概要
商品名 | シングルモルト余市モスカテルウッドフィニッシュ | シングルモルト宮城峡モスカテルウッドフィニッシュ |
---|---|---|
アルコール分 | 46% | |
品目 | ウイスキー | |
容量 | 瓶700ml | |
発売日 | 2017年9月26日(火) | |
発売地域 | 日本(全国発売) | |
価格 | オープン価格 *参考小売価格:15,000円(税別) | |
販売数量 | 各3,500本 |
■モスカテルとはマスカットの品種のことをいい、酒精強化ワインの樽を使用してシングルモルトウイスキー熟成!
ワインの樽でウイスキーを熟成ってあまり見ないですね。珍しい。おそらく好みが分かれる一本になると思いますが、ぜひとも余市・宮城峡ともに飲み比べしたい逸品です。
以下、ニッカウヰスキーの公式説明です。
ポルトガル南部のセトゥーバル地区で栽培されたぶどう品種・モスカテル種でつくられた酒精強化ワインの樽に、余市・宮城峡それぞれのシングルモルトウイスキーを詰め、さらに約1年間貯蔵・熟成させて仕上げました。モスカテル樽由来の甘美でフルーティーな味わいが付与されたシングルモルトウイスキーです。豊かで複雑な味わいを楽しんでいただくため、冷却ろ過を行わずにボトリングしています。
「シングルモルト余市モスカテルウッドフィニッシュ」は、力強く厚みのある味わいの「シングルモルト余市」を、ポルトガル産モスカテル種でつくられた酒精強化ワインの樽でさらに熟成させることで、芳醇な甘さとピートのコクが調和した味わいを実現しました。レーズンのような甘さとモルトの香ばしさ、蜂蜜を思わせる甘いコクと果実味あふれる味わいに加えて、樽のビターさとピートの長い余韻が特長です。
「シングルモルト宮城峡モスカテルウッドフィニッシュ」は、華やかで軽やかな味わいの「シングルモルト宮城峡」を、ポルトガル産モスカテル種でつくられた酒精強化ワインの樽でさらに熟成させることで、爽やかな甘さとビターな樽香が調和した味わいを実現しました。マスカットを思わせるフレッシュな香りとモルトの香ばしさ、樽の香りと調和したフルーティーな味わいに加えて、樽のビターさと甘くコクのある長い余韻が特長です。
※フィニッシュとは、熟成した原酒をヴァッティング(ブレンド)した後、別の樽に移し、さらに熟成させることです。
※酒精強化ワインとは、醸造過程でアルコールを添加することでアルコール度数を高めたワインです。
■海外向けには余市・宮城峡ラムウッドフィニッシュ!残念ながら国内販売はなし。ぜひとも手に入れたい。
こちらは11月に発売とありますので、まだ先ですが何とか手に入れるべく取り組んで行きたい。どうやって手に入れるかはこれから考えないとですね…。
商品概要
商品名 | シングルモルト余市 ラムウッドフィニッシュ | シングルモルト宮城峡 ラムウッドフィニッシュ |
---|---|---|
アルコール分 | 46% | |
品目 | ウイスキー | |
容量 | 欧州市場向け:瓶700ml、米国市場向け:瓶750ml | |
発売日 | 2017年11月 | |
発売地域 | 欧州・米国 | |
想定価格 | 欧州:2本セット 395ユーロ(日本円では約51,000円) 米国:190ドル(日本円では約21,000円) | |
販売数量 | 各3,500本 *欧州・米国市場合計数量 |
シングルモルト余市・宮城峡ラムウッドフィニッシュは共にラム樽で熟成しているようです。特に宮城峡はシェリー樽の風味が効いている中にラムの熟成ってどんな味か気になってしまいます。
以下、ニッカウヰスキーの公式説明です。
ニッカウヰスキー(株)が1本1本厳選したラム樽に、余市・宮城峡それぞれのシングルモルトウイスキーを詰め、さらに約1年間貯蔵・熟成させて仕上げました。ラムフィニッシュならではの熟したフルーツを思わせる甘さが付与されたシングルモルトウイスキーです。複雑で豊かな香味を存分に楽しんでいただくため、冷却ろ過を行わずにボトリングしています。
「シングルモルト余市ラムウッドフィニッシュ」は、力強くスモーキーな「シングルモルト余市」を、ラム樽でさらに熟成させることで、ラム由来のまろやかな甘みが溶け込んだ深い味わいに仕上げました。心地よいピートの薫香とモルトの香ばしさに、オレンジやビターチョコレート風味が調和した長い余韻が特長です。
「シングルモルト宮城峡ラムウッドフィニッシュ」は、シェリー樽の風味が効いた軽やかな味わいの「シングルモルト宮城峡」を、ラム樽でさらに熟成させることで、熟した果実やスパイスの風味が付与されたボディ感のある味わいに仕上げました。ドライフルーツやキャラメルのような甘い香り、濃厚でコクのある味わいが特長です。
■一般店でも購入は可能?ツイッターの口コミはこんな感じ。頑張ればなんとかなるかも?
大きめの酒販店であれば、何とか手に入りそうなイメージを持っているのですが、どうでしょうかね?業務用って書いてるのはバーとかなのでしょうか・・・?私もこれから調べてみます。
余市と宮城峡のモスカテルウッドフィニッシュは業務店(飲食店)のみみたいですね
— 1982 (@PPARgamma) 2017年9月3日
「今日のウィスキー業界事情」1
昨日位からの話題は「余市&宮城峡モスカテルウッドフィニッシュ/9/26発売/税別15000円/限定各3500本」でしょう。知合いの酒屋さんが軒並み潰れているので俺はコネ購入多分無理かな。一軒あるが…w pic.twitter.com/VxKPH3BSsk— Laguito (@Laguito5) 2017年9月16日
■限定1500本の山崎ミズナラ2017と違い、一部のお店では予約を受け付けていました。
心当たりのあるお店に問い合わせを行い、入荷予定と予約の受付について聞きましたが、わずかですが予約を受け付けていたお店はありました。ただ状況を聞くと問い合わせは相当ありそうですね。お店の方もちょっと対応が多くなって大変そうでした。
amazonでもページが出たり消えたりで予約もできない状況です。昨年発売の余市ヘビリーピーテッドと宮城峡シェリーカスク。これも評判良かったんですよね。モスカテルウッドも楽しみ!
■発売後いろいろ探しましたが、買えなかったのでBarで飲んできました!
結局、どの酒屋も予約で終了や入荷なしがほとんどで、残念ながら買うことはできませんでした。あきらめがつかないので、Barに行ってみたらありました!ワンショット1,600円で飲んできたので、ブログ書いてみました!
